「天使のゆりかご」

( 7 )


【エンジェル・プリズン】


 ――木曜日/朝――


「気分はいかがです? 花風白亜お嬢様?」
「……サイアクです」
 小鳥が留まる棒に腰掛けた白亜は、鳥カゴの外から覗き込んでくるリリィに、できるだけ無愛想に答えた。
 ふふん、とリリィは勝ち誇ったように鼻で笑う。宙吊りの鳥カゴに閉じ込めた地上の天使を、舐め回すような目で観察するのは、いい気分だった。
「おなかがすいているようですが、エサはお気に召しませんか?」
「…………」
 ぐー、とおなかが鳴った。
 切れ端なのに巨大なお肉に、ご飯粒。白亜は手をつけていなかった。
 やれやれ、とリリィは肩をすくめる。
「囚われてから、もう三日ですわ。やせ我慢にも限度がありますわよ?」
「……っ。わたくしは、小鳥じゃありません。鳥カゴに閉じ込めるなんて、無礼にも程があります!」
 小さな体で食って掛かる白亜に、リリィはしらじらしくため息をつくと、きびすを返した。
 慌てて棒から降り、鉄の柵にしがみつく。
「ま、待ってください! まだ話は終わってません!」
「あなたのさえずる声は、じつに心地よいですわ。また来ますわね」
 リリィはさっさと部屋を出て行ってしまった。
 ドアの外から吹いた風で、鳥カゴが少し揺れる。ぺたんと白亜は座り込んでしまった。
「……有家さん……助けてください……」
 自分ひとりでは手も足も出ない状況に、白亜は思わず弱音をこぼした。




「ん……どう? 公斗……」
 リカコは、公斗の体にのしかかる。
 スクール水着という格好で、しかも今は水滴が滴っている。申し訳程度の目隠しにしかならない白衣が、かえって奇妙な背徳感を生み出す。
 ほんのり頬を紅く染めたリカコは、恥ずかしげに公斗の肩に手を回し、体を密着させる……
 ……が、一向に小さくならない。
「ねえ、リチャコ? 協力してあげたいのは解るんだけどさ」
 横で見ていたインテが口を挟んだ。
「私の方が、早いと思うんだ……ねぇ」
 公斗の耳元に唇を寄せたインテは、軽く耳の周りを舐めると、ふぅー…っと吐息を吹き込んだ。
「ちっちゃくなって……えっちぃこと……しよ?」
「う……」
 甘くささやかれて、10センチまで小さくなる公斗。
 リカコのスクール水着の股で押し潰されて、リカコを押しのけようとするが無理だった。
「お、重い……っ」
「インテの吐息で興奮するくせに、なんで私の反応は『重い』なのよ! よくわかんない薬を打ち込むわよ!」
「危ないからやめろ!」
「けれど、10センチではまだ大きいですね」
 すっと割り込んだエリカが、ひょいと公斗をつまみあげた。
 赤子を抱くように、豊満な下乳に押し当てる。
「うぷっ!?」
「……揉んでみても、構いませんよ」
 小声で言われた途端、公斗の体は1センチまで小さくなっていた。
 爪の先より小さい公斗を手のひらに乗せて、エリカは微笑んだ。
「これなら大丈夫でしょう」
「あー、パイタッチずるーい! じゃあ私はおしりで!」
「遊んでるんじゃないぞ、貴様ら!」
 運転席にいたマリが怒鳴った。エリカがイタズラっぽく笑う。
「あら。ごめんなさいね、マリ」
「い、いえ、奥様に申し上げたわけでは!」
「解っています。これも作戦ですから」
 ちら、とエリカは車窓の外を確認した。

 ――ソラツオーベル邸。
 国内随一である花風家の情報網を駆使して、三日三晩もかけて、ようやく突き止めた居場所である。
 閑静な森の中に擁された屋敷は、あえて花風邸と比べれば豪華さでは劣るが、決して安価な代物ではない。その西洋的な佇まいが醸し出す雰囲気は、不気味な静寂を生み出していた。
 庭に咲く花、さえずる小鳥達ですら、どこか邪悪なものに感じてしまう。それはひとえに、白亜を奪われたせいだとは思うが。

 正門の手前と、向こう側に、警邏に立つメイドが見えた。
「……この規模の屋敷です。メイド全員が、わたし達の顔を知らされているとは思えません」
 エリカが言った。
「門を突破したら、島さんが敵を誘き寄せてください。混乱している隙に、有家さん達には白亜を助け出してもらいます」
「奥様はどーするんです?」
 リカコの言葉に、エリカはにっこりした。
「時間を稼ぎます。心配はいりません」
 にっこりしたエリカは、マリに目配せした。
 マリは一瞬、リカコの方を心配そうに見やったが、何も言わずにハンドルを握った。
 それを確認したエリカが、公斗達に頷いてみせる。
「では、まいりましょうか」




『――リリィ。客が来ているぞ』
 部屋に備え付けの電話機を取ったリリィは、ふふんと笑った。
 鳥カゴの中で、白亜がハッと息を呑む。
「侵入者でしょう? 心当たりがありますわ。即刻、捕縛なさい」
『いいのか? グループの総裁夫人で、ビジネスの話だとか言ってるが』
「は?」
 リリィは視線を泳がせた。
「……そう来ましたか。仕方ありませんわ。お通しなさい」
『了解』
 ぶつんと電話が途切れる。
 リリィは首を傾げながら受話器を置いた。
「め、メイドさん! お母様や有家さん達に、手荒な真似は許しませんよ!」
「ふふっ。鳥カゴに囚われた身で、私を止められますの?」
 ぬぅ、と顔を近づけてくるリリィ。
「今のあなたなんて、いつでも片手でひねり潰せる――」
 ぺっと白亜はツバを吐きつけた。
「…………」
「上等です。かかって来いですよ」
「……気丈なお嬢様ですこと」
 ハンカチで頬を拭いたリリィは、フンと鼻を鳴らした。
「向こうから乗り込んできたのです。残らず捕まえて、あなたの見ている前で、ひとりずつ踏み潰してあげますわ。あなたが泣いてひれ伏すまで、ね……」
「……っ」
 いちばん痛いところを突かれて、白亜は口をつぐんだ。
 リリィはくるりときびすを返すと、部屋を出てカギをかける。
 廊下を歩いて応接室に向かう。
 すでに見覚えのある顔が、ソファで待っていた。
「……やはり、あなたでしたか」
「ええ。わたしの娘はワガママを言っていないかしら?」
「しつけがなってませんわね」
 向かい側のソファに腰を下ろし、ため息をつく。
 エリカは、液体の入った小瓶を机に置いた。ぴくりとリリィが反応する。
「……それは?」
「あなたが狙っている薬……と、聞いているわ」
「『超人薬』ですか?」
「わたしも薄々、有家公斗さんが特別な手を打ったことには気づいているわ。手段を選ばないポリシーには共感できるから、特に問題にはしないけど……それよりも」
 エリカは、目を細めて微笑んだ。
「……わたし、これの製造権について、島さんと契約してるのよ」
「!」
 リリィの眉が微かに動いた。
 そもそも、リカコに接触したのは、縮小効果のある薬品を独占して、縮小薬の販売ルートを寡占……もとい、掌握するためだ。
 これは、扱っているのが単なる医薬品と違って、『縮小薬』という、使いようによっては兵器にもなりえるモノだと言うのが大きい。自分達と敵対しそうな所には流通させない、といった方法がとれる。
 開発者であるリカコが折れないなら、薬品の製造権だけでもひとまず握っておくのは、決して悪くないだろう。
「……『縮小薬』は、素人が扱っていい薬品ではありませんわ」
「あら。あなた達はいいの? 裏ルートで、国内にいくつも流してるでしょう?」
「…………」
「どんなに踏んでも死なない『超人薬』。悪くないと思わない?」
 エリカは小声で、ささやくように言った。
「わた――」
 リリィが何か言おうとした瞬間、

 玄関で悲鳴と爆音が響いた。

「……島さん……」
 バレバレすぎる――とエリカは頭を抱えたが、リリィはドアを一瞥しただけで、すぐ視線を戻した。
「続けましょう、花風様。成分表はお持ちですか?」
「え?」
「その薬の製造権、いくらでいただけます?」
 リリィは、にっこり笑顔を浮かべた。




「さぁぁぁ――――って! 島リカコ! 未来のパトロン様のため、張り切っていくわよ!」
 メイド達が遠巻きに慌てふためく中、ロビーの真ん中でチェーンソーを振りかざすリカコ。
 触れてはいないものの、メイド達の視線は釘付けになっていた。そりゃそうだ。
 こっそり、花風家のメイド服で変装したインテは屋敷の奥に忍び込む。その足元を付いていくのは、インテ率いる精鋭部隊。
 きゅーきゅー言いながらついてくるハムスター達とともに、屋敷の奥に向かう。
「よし、GO!」
 曲がり角に出くわし、インテの指示で先に直進しようとするハム。
 その時、曲がり角からメイドが出てきた。
「きゃー! か、かわいいです!」
「むきゅう(オレに構うな! 先に行け!)」
 反転して別の廊下に戻り、さらに潜入を続行するインテ達。
 なぜか執事がおらず、メイドばかりのおかげで、あまえるハムスターを見ると簡単に気を取られてくれた。
「アーノルド達、どうして私の言葉が解るのかな……ま、お利口だからいいけど」
 ちょっと豪華なドアが並ぶ廊下に来たインテは、こっそり、ポケットから公斗をつまみだした。
 ドアをちょっとだけ開けて、公斗を中に入れる。が、すぐに公斗は戻ってきた。
「ここにはいない。次に行ってくれ」
「よーし。成功したらタダ飯だからね?」
「解ってるよ……ていうか、エリカさんに言ってくれ」
 それを繰り返して、7番目に開けたドア。
 隙間から戻ってきた公斗が叫んだ。
「見つけた、しかも他に誰もいない!」
「ほんと!?」
 ずっとこそこそ行動していた反動で、インテはおもいっきりドアを開けた。
 しかも、無造作に入ってきたせいで、メイド用の靴で公斗を踏んづける。
「ぐえっ!」
「えーっと、大丈夫ですか、お嬢様ちゃん!」
「あの、あの、足元! 踏んでます!」
 白亜が泣きそうになりながら叫ぶと、インテはようやく足を上げた。
 ぐったりしている公斗をつまみあげ、鳥カゴの隙間から公斗を入れる。白亜は、ひしっと公斗を抱き上げた。
「有家さん! 信じてました!」
「お、俺、ほとんど何もしてないけどな……」
「ぶっちゃけ、小さくする必要あんまりなかったかな?」
 その時、背後でドアが開いた。
「あ、エリカさん、お疲れ様で…………あれれ、どーしてエリカさんだって思ったんだろう、私。てへっ」
 苦し紛れにボケてみたインテの顔面に、小瓶から出した縮小薬が容赦なくぶっかけられた。




「ふははははは――! リカコ・リッパーのお出ましだー!」
 チェーンソーを抱えて威嚇するリカコ、そしてなかなか距離を詰められないメイド達。
 とはいえ囲まれていたら単純に逃げることもできず、このまま拮抗するかに思われた――
 しかし。
「そこまでですわ。おとなしく投降なさい」
 メイド達の群れが、ざわっと左右に割れた。
 リカコの正面から、鳥カゴを手に下げたリリィが歩み寄ってくる。
 カゴの中には、公斗を抱いた白亜と、インテが閉じ込められていた。
「ちょ、なんで増えてんの? なんで人質が増えてんの!?」
「面目ない……しょぼん」
「め、メイドさん! 島さんまで捕まえる気ですか!?」
「お黙りなさい」
 ぴーぴーさえずる白亜を、鳥カゴをがしゃんと揺らして黙らせる。
 リカコは、じっとリリィを睨んだ。
「……エリカさんは?」
「応接室にお通ししておりますわ。契約は長引きましたが、急に気が変わった、売らないなどとおっしゃったので」
 どうせ見張りをつけて押し込んでいるのだろう。
 リリィは、リカコがなかなか武器を下ろさないのを見て、鳥カゴを開けた。
「つ、つままないでください!」
 カゴの中を逃げ惑う白亜を隅っこに追い詰め、公斗をつまむ。
「あっ! こ、この!」
「ふふふ……」
 ちからずくで白亜を振り回し、公斗を奪い取る。
 返してと泣き叫ぶ白亜の目前で鳥カゴを閉めたリリィは、指先でもがく1センチの公斗を、豊満な胸の谷間に入れた。
「くそ! ここから出せ! おい!」
 谷間の底で乳肌を蹴って抵抗する公斗をしばし観察してほくそ笑んだリリィは、谷間を開けていた手を放してしまった。
 ぱふんと谷間が閉じると、公斗の声は遮断され、外界から完全に隔離される。
 リリィは、鳥カゴを揺らした。
「あとふたり……ふふふ、早く投降なさい。武器を捨てれば、あなただけは無傷で帰してあげますわ」
「……ふ。ふっ、ふっ、ふっ……」
 リカコの肩が、小刻みに震え始めた。
 おかしくなったか? と首を傾げるリリィ達の視線を一身に浴びて、リカコは――吼える!!
「ふッざけんじゃないわよ乳牛がァァァァ!!」
「ぎゃ、逆ギレ!?」
「こっちはあんたに地下室爆破されてんのよ! もう無理! 我慢できない! メッタメタにしちゃる!」
「はい? 地下室?」
 きょとんと小首を傾げるリリィだが、スイッチの入ったリカコは止まらない。
 止まらないどころか、さらにアクセル吹かして暴走する。具体的には、チェーンソーを天にかざす。
「ゆけ! 走れ! 飛べ! この私の超人計画パート2、便利なサポートマシン!!」
「な、なんですって!? な……なんだか、超カッコいい響きですわ!」
 なぜかマジで反応するリリィに、周りのメイド達が笑みを引きつらせる。
 天にかざされたチェーンソーは、なんかよくわからないけどものすごい光を放ち始めた!!
「超! 絶! 変! 形!」
 まばゆい光を放ちながら、空中で分離したパーツが飛び交い、合体していく。
 しなやかな、腕!
 ほっそりした、脚!
 くりっとした、瞳!
 背中から伸びた、電動ノコギリ(×2)!
「超人サポートマシン初号! ランチー出撃!!」

 ぱぱらぱっぱぱー!

 自分でファンファーレを鳴らしながら、「それ」はリカコの隣に降り立った。
『れすー!』
 回ってない舌で元気にバンザイする「それ」を見て、メイド達が呆然とする。
 それはリリィも同じだった。
「……あの……その、え~と……」
「ふはははははは! 私の科学と愛が生み出した超マシン、ランチーに恐怖しているようね!」
「いえ……てっきり、戦闘機か何かだと思ったら、ロボ娘が出てきたもので……」
 はぁ、とリリィはため息をついた。
「……もう、何でもアリですわね」
「さぁ、ランチー! あの乳牛メイドをやっつけなさい!」
『れす? どーしてれすか?』
 小首を傾げるチェーンソー娘に、リカコは、ぐっと拳を握った。
「地下室を爆破されたからよ! さぁ、やりなさい!」
『れす……よくわかんないけど、リカコしゃまは神しゃまれす』
 リリィに向き直ったロボ幼女――ランチーは、ぺこっと頭を下げた。
『よろしくお願いします、れす。ノシ』
「あら、どうもご丁寧に……」
 思わずお辞儀を返しそうになったリリィだったが……
 ランチーの背中から伸びたアームの先で、なぜか2刀に増えたノコギリ部分が、ものすごい勢いでうなり始めた。
「……って、ダメ、ダメですわ! コマ肉、ノー! 大切断、ノー!!」
『突撃れすー!』
 腰のブースターが反重力場を発生させ、浮かびながら突っ込んでくる。
「いやぁぁぁあああああ!」
『れすー!』
「フッ……安心しなさい。ランチーの人工知能は、急所を自動で外すのよ」
 電ノコをぶいぶい言わせる決死の鬼ごっこに、メイド達もボーゼンと見守ることしかできない。
 なお、リカコは気にしていないが、リリィが抱えている鳥カゴは内側の白亜とインテもろとも激しく振り回されているし、公斗を挟んで閉じ込めたバストはぶるんぶるんとモウレツに揺れまくっている。
「よ、酔いそうです。うっ……」
「ぎゃー! お嬢様ちゃん、しっかり!」
 鳥カゴの中で、インテが白亜を励ます。蒸し暑い谷間で揺られまくる公斗の状況は、外部からはモニターできない。
『ズルイズルイズルイれすー! 待って欲しいのれすー!』
「待てと言われて待つ悪人がいますか!」
 逃げ回り続けたリリィは、とうとう戦場を離脱してでも、地の利をいかせる屋敷の奥に向かおうとした。
 だがしかし!
 足元に、ハムちゃんが!
「ハム…」
 気をとられた瞬間、電動ノコギリが追いついた。

 びりびりびりー

 メイド服が粉々に破け散っていく……
 リリィの最後の言葉……
 ハム。
「――って、まだ死んでませんわ!」
 全裸で輝きながら倒れたはずのリリィは、胸を抱えるように隠して起き上がった。奇跡的にケガはない。
 しかし、目の前には鳥カゴを奪還したリカコ。
 切れ目の入ったブラジャーは乳の重みで弾け飛び、爆乳が弾んだ拍子に公斗も解放されていた。というか、どっかに吹っ飛んでいた。
「くっ……!」
「勝負あったわね、乳牛メイド。そもそも! 先に地下室爆破なんてやらかしたのはそっちなんだから、悪く思わないでよ!」
「ば……爆破? 知りませんわ、そんなこと! 私はあなたとの交渉材料にしようと公斗様を狙っていただけで、そこから先はなりゆきですわ!」
「しらじらしいわね! あんた巨乳だし金持ちだし怪しすぎるし、他にいないのよ容疑者がー!」
「ぬ、濡れ衣ですわ! 冤罪ですわ! 私が犯人って証拠もないくせに!」
「犯人じゃない証拠もないじゃん! 私がちまちまとバイト代やりくりして、あの地下室を整備するのに、どんだけ苦労したと思ってんのよー!」
 お互いに証拠も説得力もないせいで、やいやいと際限なく言い合いを続けていた2人だったが――
『……あのー。ちょっぴり、いいれすか?』
 おそるおそる、ランチーが手を挙げた。
『そのひと、犯人じゃないれすよ?』
「へ?」
「わ、解ってくれますの!? さすが、機械は感情論に流されないからステキですわ!」
『いやぁ、その語尾はうさんくさいとは思いますれすけど』
「…………」
『リカコしゃま! ランチーは、見たんれす!』
 廊下の隅っこでひざを抱えるリリィ(裸族)を無視して、ランチーはリカコに宣言した。
『ある人物が、地下室に忍び込み、バクダンを仕掛けていく……その、決定的瞬間を!!』
「な、なんですって!!」
 驚愕に目を見開くリカコ。
「お、教えて、ランチー! あなたが地下室にいる時、バクダンを仕掛けたのは……誰!?」
『それは……』
 ゴクリ、と居合わせた全員が固唾を呑む。
 その犯人は――


『――次回に続くれす♪』


 メイド達が一斉にズッコケた。
「……何でもアリですわね」
 まったくである。


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